はじめに
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ここから先の情報は、健康食品または化粧品業界の関係者並びに関連する業務に従事している方への情報提供を目的として作成したものです。
一般消費者の方に対する情報提供を目的として、特定の商品の効果効能をうたうものではありません。

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ターミナリアベリリカ™

ターミナリアベリリカ

ターミナリアベリリカ™=アーユルヴェーダ伝承の機能性素材

ターミナリアベリリカ™は、落葉樹「ターミナリアベリリカ」の果実から抽出した機能性素材で、ポリフェノールを豊富に含有しています。「ターミナリアべリリカ」は主に南アジアなどの熱帯地域に分布しており、インドの伝統医学である“アーユルヴェーダ”において、軽い胃腸障害などをはじめとしたさまざまな体の不調に対する伝承薬であるトリファラの一つとして処方されています。

ターミナリアベリリカ™の特徴 食後中性脂肪 食後血糖値 お腹の脂肪・BMI食後尿酸値

ターミナリアベリリカ™の特徴

1.インドの伝統的な果実、こだわりの機能性素材

ターミナリアベリリカの特徴

ターミナリアベリリカは、インドをはじめとする南アジアなどの熱帯地域に幅広く原生しているシクンシ科の落葉樹で直径約3~4cmの実を付けます。その果実は、「アーユルヴェーダ」でポピュラーな処方「トリファラ」(3つの果実)の1種として用いられています。


ターミナリアベリリカ™は、その果実を熟した状態で収穫し、乾燥させたものから抽出したエキスで、ポリフェノールを豊富に含んだ粉末の機能性素材です。

2.少量でも確かなカット系素材

ターミナリアベリリカは、アーユルヴェーダでは軽い胃腸障害などをはじめとしたさまざまな体の不調に対して利用され、また、抗脂質代謝異常症作用、抗酸化作用などが報告されてきました。現在では、メタボリックシンドロームを改善する作用が見出されていますが、そのメカニズムは食後の血糖値や中性脂肪をカットするためと考えられています。
粉末のため扱いやすく、数百㎎という少量で機能が発揮され、機能性表示食品素材としても採用されています。

3.機能性表示食品の機能性関与成分

① 機能性関与成分名
ターミナリアベリリカ由来没食子酸

② 表示の根拠
研究レビューまたは最終製品臨床試験

③ 届出表示(一例)
・本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、食事の脂肪や糖の吸収を抑え、食後の中性脂肪や血糖値の上昇をおだやかにする機能、肥満気味な方のお腹の脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)とBMIを減らすのを助ける機能が報告されています。
・本品には、ターミナリアベリリカ由来没食子酸が含まれます。ターミナリアベリリカ由来没食子酸には、尿酸値が健常域で高めの方の食後の尿酸値の上昇を抑える機能が報告されています。

 

▶【関連情報】ターミナリアベリリカとは?その機能性は?

食後中性脂肪

食後血中中性脂肪上昇抑制作用

食後血中中性脂肪AUC

食事に含まれる中性脂肪は、脂質分解酵素によって脂肪酸とグリセロールに分解され、体内に吸収されたあと、中性脂肪に再合成され、血中に移行します。血液中に中性脂肪などの脂質が異常に増えた状態が続くと、動脈硬化を生じ、脳梗塞や心筋梗塞の要因となります。そこで、ターミナリアベリリカ™を摂取する臨床試験を行ったところ、食後中性脂肪の上昇が抑制されることが確認されました。
この作用メカニズムは、ターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸が脂質分解酵素の働きを阻害する結果、脂肪の分解が抑制され消化管で吸収されにくくなるためと考えられます。

 

▶【関連情報】ターミナリアベリリカとは?その機能性は?

 

【試験概要】
二重盲検クロスオーバー法で、健常な成人男女34名を対象に、ターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸量:20.8mg)、またはプラセボ食品を摂取させた後、負荷食として脂質を多く含む食事を摂取させた。

食後血糖値

食後血糖値上昇抑制作用

食後血糖値AUC

食事で摂取された糖質は、消化管内で分解されてブドウ糖になり血液中に取り込まれます。血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が継続的に高い状態にあると、インスリンの作用が十分に発現できなくなり、糖尿病や肥満の原因になります。また、動脈硬化の亢進にも繋がります。そこで、ターミナリアベリリカ™を摂取する臨床試験を行ったところ、食後血糖値の上昇を抑制することが確認されました。
この作用メカニズムは、ターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸が糖質分解酵素の働きを阻害する結果、糖質の分解が抑制され消化管で吸収されにくくなるためと考えられます。

 

▶【関連情報】ターミナリアベリリカとは?その機能性は?

 

【試験概要】
二重盲検クロスオーバー法で、空腹時血糖値が正常高値および糖尿病境界域の成人男女46名を対象に、ターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸量:20.8mg)、またはプラセボ食品を摂取させた後、負荷食としてカレーライスを摂取させた。

学会発表
  • 「ターミナリアベリリカの食後血糖値上昇抑制作用」

お腹の脂肪・BMI

お腹の脂肪・BMI低減作用

お腹の脂肪・BMI

肥満はさまざまな生活習慣病を引き起こす原因と考えられています。そのため、美容的な観点だけでなく、健康的な観点からも改善することが求められます。そもそも「肥満」とは体脂肪が過剰に蓄積した状態のことを指し、その指標としてBMIが用いられています。肥満を改善するには、過剰な内臓脂肪を減少させることが挙げられます。そこでターミナリアベリリカ™を摂取する臨床試験を行ったところ、腹部全脂肪面積・腹部内臓脂肪面積・腹部皮下脂肪面積・BMIが減少することが確認されました。
この作用メカニズムは、ターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸が食事に含まれる脂肪や糖の分解を抑制し吸収を抑えるためと考えられます。

 

▶【関連情報】ターミナリアベリリカとは?その機能性は?

 

【試験概要】
二重盲検並行群間比較法で、BMIが23以上30未満の成人健常男女を対象に、ターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸量:20.8mg)、またはプラセボ食品を1日2回、12週間摂取させた。

学会発表

食後尿酸値

食後尿酸値上昇抑制作用

食事に含まれるプリン体は体内に吸収され、最終的に尿酸へと変換されて血液中に放出されます。血液中の尿酸濃度が上昇し、一定の基準値(7.0mg/dL)を超えた状態は「高尿酸血症」と呼ばれ、血液中から析出した尿酸が関節内に沈着しやすくなり、「痛風(痛風関節炎)」を発症する可能性が高まります。そこでターミナリアベリリカ™を摂取する臨床試験を行ったところ、食後の尿酸値の上昇を抑制することが確認されました。
この作用メカニズムはターミナリアベリリカ™に含まれる没食子酸がプリン体分解酵素の働きを阻害することで、プリン体が体内に吸収されにくくなるためと考えられます。

 

【試験概要】
二重盲検クロスオーバー法で、血清尿酸値が5.0mg/dL以上7.9mg/dL以下 、20歳以上65歳未満の成人男性を対象に、ターミナリアベリリカ™含有食品(ターミナリアベリリカ由来没食子酸量:20.8mg)または対照食品を、プリン体を多く含む食事(米飯、核酸調味料を加えた中華スープ)とともに摂取させた。