東洋新薬 新素材「チャンカ・ピエドラ™」の腎・尿管結石形成抑制作用を確認
株式会社東洋新薬(本社: 福岡県福岡市、本部: 佐賀県鳥栖市、代表取締役: 服部利光)は、「チャンカ・ピエドラ※1」が腎臓と尿管での結石形成に及ぼす作用を検証し、結石形成の抑制を確認したことを日本薬学会 第127年会(2007年3月28日-30日開催)で発表しました。
「チャンカ・ピエドラ」は東洋新薬の独自素材で、アマゾンやアンデス地方の伝承薬として南米で広く知られている南米ハーブ『チャンカ・ピエドラ』から抽出した機能性素材です。
今回はin vivo試験により腎臓と尿管の結石形成に及ぼす影響を検証し、腎・尿管結石形成抑制作用を確認しました。
成人の5人に1人が体内に何らかの結石を持っていると言われ、そのうち最も多い腎・尿管結石に日本人が生涯かかる確率は、10%近いと考えられています。しかし従来は、水分の摂取や生活習慣の改善以外に有効な結石予防手段がなく、結石対策の機能性素材は日本の健康食品市場にほとんど存在していません。
東洋新薬は「チャンカ・ピエドラ」の上市とともに、「結石予防」という新市場の創出を目指し、商品開発とさらなる機能性の解明に注力してまいります。
■ 腎臓結石形成抑制作用
28日間チャンカ・ピエドラ液を経口投与した群と非投与群の各5例の結石モデルラット※2の腎臓を観察した結果、非投与群5例中4例に中等度~軽度の結石が認められたのに対し、投与群では5例中3例に結石が認められたものの全て軽度であったことから、チャンカ・ピエドラの腎臓結石形成抑制作用を確認しました。
また、腎中Ca※3量を測定した結果、チャンカ・ピエドラ液を経口投与した群において、非投与群と比較して有意な増加の抑制が認められました。
■ 尿管結石形成抑制作用
28 日間チャンカ・ピエドラ液を経口投与した群と非投与群の各5例の結石モデルラットの尿管を観察した結果、非投与群5例中4例に結石が認められたのに対し、チャンカ・ピエドラ投与群では結石の形成が認められなかったことから、チャンカ・ピエドラの尿管結石形成抑制作用を確認しました。
※1 チャンカ・ピエドラ
トウダイグサ科のハーブ、チャンカ・ピエドラ(学名: Phyllanthus niruri )の葉から抽出した独自素材。スペイン語でチャンカは「砕く」、ピエドラは「石」の意味
※2 結石モデルラット
腎・尿管結石形成を発生させる試薬を、28日間の試験期間中に投与したラット
※3 腎中Ca
腎中にカルシウムが多く存在すると、結石が形成されやすくなるとされている
※現在「チャンカ・ピエドラ™」は取り扱いしておりません。