2016年03月03日

東洋新薬 日本初「ウエストサイズやお腹の脂肪が気になる方」向けの特保許可取得 ―『葛の花エキス™』を関与成分とした粉末飲料の特保 ―

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、『葛の花エキス™』を関与成分とし、『体脂肪、お腹の脂肪、お腹周りやウエストサイズが気になる方に適する』旨の特定保健用食品表示許可を、2016年3月2日付けで取得いたしました。
なお、本品は、『お腹の脂肪、お腹周りやウエストサイズが気になる方に適する』という一般消費者の方にわかりやすい部位の表示が許可された日本で初めての特保になります。

葛の花エキス™は、マメ科クズ属に属するクズ(Pueraria lobata subsp. thomsonii )の花部を熱水抽出した、特有の香ばしい風味を有する機能性食品素材です。
葛の花エキス™は、テクトリゲニン類〔注①〕という、特徴的なイソフラボンを豊富に含み、水への溶解性や熱への安定性など製剤性にも優れているため、錠剤、ソフトカプセル、青汁、スムージー、ペットボトル飲料などの様々な食品形態に応用可能です。

今回、葛の花エキス™を配合した粉末飲料である「葛のめぐみ」が、「お腹の脂肪が気になる方、お腹周りやウエストサイズが気になる方、体脂肪が気になる方、肥満が気になる方に適する食品」として、消費者庁より、特定保健用食品(以下、特保)の表示許可を取得しました。
本品は、葛の花エキス™を関与成分とした日本で初めての特保であり、さらに、「体脂肪、肥満が気になる方」というこれまで許可されていた表示だけでなく、「お腹の脂肪、お腹周りやウエストサイズが気になる方に適する」といった一般消費者の方にわかりやすい部位の表示が初めて許可された特保になります。

【許可品概要】
(1) 商 品 名:葛のめぐみ
(2) 関与成分:葛の花エキス(テクトリゲニン類として)35 mg
(3) 食品形態:粉末飲料
(4) 許可表示:本品は、体脂肪やお腹の脂肪に作用する葛の花エキスを含んでいるので、お腹の脂肪が気になる方、お腹周りやウエストサイズが気になる方、体脂肪が気になる方、肥満が気になる方に適しています。

【許可品を用いたヒト有効性試験の概要】
BMIが25以上30未満の被験者130名を無作為に2群に群分けし、摂取前のCTスキャンの結果により30名を中止させ、100名を対象とする二重盲検並行群間試験〔注②〕を実施しました。葛の花エキス™を含む食品(被験食品群)または葛の花エキス™を含まない食品(対照食品群)を、それぞれ1日1袋12週間にわたり摂取させました。摂取前、摂取8週間後、12週間後に、ウエスト周囲径の測定、CTスキャンを用いた腹部全脂肪面積、腹部内臓脂肪面積、腹部皮下脂肪面積の測定を行いました。その結果、被験食品群では、対照食品群と比較して、ウエスト周囲径変化量、腹部全脂肪面積変化量が有意に低値を示しました。また、腹部内臓脂肪面積及び腹部皮下脂肪面積それぞれの変化量においても有意に低値を示しました。
このことから、本品は、お腹の脂肪、お腹周りやウエストサイズが気になる方に適した食品であることが示されました。

東洋新薬は今後も市場が求める分野に対応した特定保健用食品や機能性表示食品の開発・供給を行っていき、一人でも多くの方々の生活の質(QOL)や健康の維持・増進に貢献して参ります。

〔注①〕テクトリゲニン類
葛の花由来のイソフラボンのうち、Tectoridin、Tectorigenin、Tectorigenin-7-O-xylosylglucosideの3成分のことを指します。これらはいずれも同一の基本骨格を有し、TectoridinはTectorigeninにグルコースが付いた成分、Tectorigenin-7-O-xylosylglucosideはTectorigeninにグルコースとキシロースが付いた成分です。

〔注②〕二重盲検並行群間試験
二重盲検試験とは、被験者の思い込みや試験実施者の行動が被験者に影響を与える可能性を排除するために、被験者及び試験実施者いずれにも試験食品の中身を知らせずに実施する試験です。また、並行群間試験とは、異なった2群以上に被験者を分け、被験食品または対照食品を同時期に摂取させ、それぞれの効果を評価する試験です。

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