東洋新薬 「第3回フラバンジェノール®研究会」を開催~美容に関する最新の知見を発表~
株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、2011年11月25日に東京ファッションタウンビル(TFTビル)にて、第3回フラバンジェノール®研究会を開催し、フラバンジェノール®に含まれる成分を用いたin vitro試験による美容効果、さらにフラバンジェノール®の外用による臨床試験での美容効果を発表いたしました。
フラバンジェノール®とは、東洋新薬の独自素材で、フランス南西部ランド地方を主体に植林された海岸松の樹皮から抽出される機能性素材です。オリゴメリック・プロアントシアニジン(OPC)を主成分としたポリフェノールを豊富に含み、抗酸化作用や血流改善作用など様々な生理活性を示すのが特徴です。また、近年、強力な美白作用や抗シワ作用が認められ、各分野で注目を集めています。
今回の研究会では、フランス・トゥールーズ理工科学院の Thierry TALOU博士が、「フラバンジェノール®の美容成分について」、また福岡大学医学部の中山 樹一郎教授が、「フラバンジェノール®の外用による美容効果について」発表されました。
■講演1 植物エキス・フラバンジェノール®の美容成分とは?
フラバンジェノール®の原産国であるフランスより トゥールーズ理工科学院の Thierry TALOU博士が、フラバンジェノール®の美容効果を有する成分について発表いたしました。
フランスにて、フラバンジェノール®を数種類の成分に分け、そのサンプルを用いて、東洋新薬で抗酸化作用、メラニン生成抑制作用、抗シワ作用の機能性評価を行いました。その結果、フラバンジェノール中に含まれるOPCが、美容効果に大きく寄与しており、特に強い抗酸化力を有していることが分かりました。
■講演2 フラバンジェノール®の外用(塗布)による美容効果
皮膚科医である福岡大学医学部 中山 樹一郎教授が、in vitro試験および臨床試験における外用でのフラバンジェノール®の美容効果について発表いたしました。その結果、塗布によるフラバンジェノール®の皮膚への浸透が確認され、内服と外用の併用により、高い効果が得られる可能性が示唆されました。
東洋新薬は、2010年6月より、フランス・トゥールーズ理工科学院及びフランスの産学連携機関であるCRT CATAR Agroressoresとフラバンジェノール®に関する共同研究を行っております。
この共同研究は、「九州地域バイオクラスター推進協議会」とフランスの産業クラスター「F2Cイノベーション」の包括協定(MOU)により始まったプロジェクトで、日本とフランスの産業発展の架け橋を目的として行われています。今回のフランス・トゥールーズ理工科学院と東洋新薬の共同研究は、九州地域バイオクラスター推進協議会の海外事業、第1号の研究成果となります。
なお、本研究会では、九州地域バイオクラスター推進協議会、ならび日仏両国の科学分野の交流を推進されているフランス大使館科学技術部よりご後援をいただきました。
東洋新薬は今後もフラバンジェノール®を用いた独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に注力して参ります。