2007年06月12日

東洋新薬 「GABAオカラファイバー™」ヒト経口摂取によるリラクゼーション効果を確認

株式会社東洋新薬(本社: 福岡県福岡市、本部: 佐賀県鳥栖市、代表取締役: 服部利光)は、GABAオカラファイバーが副交感神経活動※1に及ぼす作用を京都大学大学院人間0環境学研究科 森谷敏夫教授と共同検証し、経口摂取による リラクゼーション効果を確認したことを第61回日本栄養・食糧学会大会(2007年5月17日-20日開催)で発表しました。

GABAオカラファイバーとは、浸漬した丸大豆を磨砕・煮沸して、豆乳を分離した後の繊維分(オカラ)に発酵生成したGABA※2を付加して乾燥し、粉末化した東洋新薬の独自素材です。
今回は臨床試験により、副交感神経活動に及ぼす影響を京都大学大学院 森谷敏夫教授と共同検証し、リラクゼーション効果を確認しました。

■ 副交感神経活動の上昇作用
成人男性12名に試験食品としてGABAオカラファイバー入りカプセル(GABA30mg含有)を、また対照食品として空カプセルをそれぞれ別の日に摂取させ、摂取前、摂取30分後、60分後に記録した心電図を解析しました。
その結果、試験食品を摂取した30分後に、摂取前と比較して、リラクゼーション効果の指標である副交感神経活動の有意な上昇が観察されたことから (グラフ) 、GABAオカラファイバーの経口摂取によるリラクゼーション効果を確認しました。

東洋新薬は今後さらにGABAオカラファイバーの機能性を解明し、リラクゼーション対応の商品開発に注力してまいります。

※1 副交感神経活動
交感神経と相反して働く。副交感神経活動が優位になると身体はリラックスし、胃液、唾液分泌の向上、血管拡張、手足の加温などが生じる。

※2 GABA
γ-アミノ酪酸(Gamma aminobutyric acid)の略語。GABAは自然界に広く分布している抑制性の神経伝達物質で、生体内ではグルタミン酸から作られる。脳の抑制性神経伝達物質として働き、不安や興奮を和らげる作用がある。

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