東洋新薬 『長命草末(ボタンボウフウ末)』の保湿による美肌作用を臨床試験により確認
株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役:服部利光)は、北里研究所病院 美容医学センター 毛利 麻里先生及び、医療法人社団 健宝薬会 南青山ガーデンクリニック 杉田俊郎理事長らとの共同により、『長命草末(ボタンボウフウ末)』の保湿による美肌作用を臨床試験にて確認し、第16回日本補完代替医療学会学術集会において発表いたしました。
■『長命草末(ボタンボウフウ末)』とは
『長命草末(ボタンボウフウ末)』とは、セリ科カワラボウフウ属に属する長命草(ボタンボウフウ)の茎葉部を乾燥、微粉砕加工した機能性食品素材です。長命草にはビタミンCやポリフェノールの一種であるクロロゲン酸、食物繊維が豊富に含まれており、沖縄では「1日1株食すると、1日長生きする」という言い伝えがあります。
今回当社は、長命草末(ボタンボウフウ末)の保湿による美肌作用を臨床試験にて確認し、第16回日本補完代替医療学会学術集会(2013年11月30日(土)~12月1日(日)、石川県金沢市・金沢勤労者プラザ)において発表いたしました。
■研究のポイント
長命草末(ボタンボウフウ末)にはビタミンCやクロロゲン酸が豊富に含まれているため美肌作用が期待されます。そこで今回当社は、長命草末(ボタンボウフウ末)を継続的に摂取することによる肌状態へ及ぼす影響について検証しました。
■発表骨子
肌荒れ症状を有する成人女性20名を対象とし、長命草末(ボタンボウフウ末)食品1.0 g(長命草末群)、またはプラセボ食品1.0 g(プラセボ群)をそれぞれ8週間摂取させる二重盲検並行群間試験〔注①〕を実施しました。摂取前と摂取8週間後に頬の角層水分量〔注②〕測定及び、肌状態に関するアンケートを実施し、シワの改善状態を評価しました〔注③〕。
その結果、長命草末(ボタンボウフウ末)群では、摂取8週間後において摂取前と比較して頬の角層水分量が増加する傾向が見られ、また、シワの評価において有意な改善が認められました。
以上のことから、長命草末(ボタンボウフウ末)の継続的摂取により、保湿による美肌作用を有することが示されました。
東洋新薬は今後も長命草末(ボタンボウフウ末)を用いた独自性の高い商品を開発し、より一層の拡販に 注力して参ります。
〔注①〕二重盲検並行群間試験
二重盲検試験とは、被験者の思い込みによる影響や試験実施者の挙動が被験者に影響を与える可能性を排除するために、被験者および試験実施者側に試験品の中身を知らせずに効果を検証する試験です。
また、並行群間試験とは、異なった2 群以上に被験者を分け、試験品またはプラセボを同時期に使用させ、それぞれの結果を集計して評価する試験です。
〔注②〕角層水分量
電気容量(キャパシタンス)の測定により、皮膚の一番表層である角層に含まれる水分量を測定したもので、皮膚の「潤い」を示す指標の一つです。
〔注③〕「シワ」の評価方法
各被験者に、試験食品摂取前、摂取8週間後に「シワ」に関して5段階評価でスコアを記入させ、摂取前からのスコア変化について各群の平均値を算出し、統計解析を行い評価しました。