2024年09月19日

粉末プロテインを溶けやすくする技術「イージーパウダー(TM)」に関する特許取得-シェーカー不要・溶けやすいプロテインが可能に-

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役社長:服部利光)は、粉末プロテインを溶けやすくする技術「イージーパウダーTM」に関する特許権を取得しました。

プロテインは、新型コロナウイルス感染症の拡大以前から、スポーツ選手やボディビルダー、筋トレをする方などを中心に利用されていました。コロナ禍において、運動不足を解消したい方や、ダイエットしたい若い女性などのボディメイクニーズともマッチして、ライトなユーザーにも利用が拡大しています。さらに、フレイル予防を目的として、タンパク質摂取のため、シニア世代にもプロテインが広がっており、幅広く利用されている健康食品カテゴリーの1つです。

プロテインの食品形態には、バータイプやゼリータイプなどがありますが、タンパク質の摂取量を調整できるため、「粉末タイプ」のプロテインがよく利用されています。しかし、粉末プロテインは「溶けにくい」という課題があり、「シェーカー」を使用する、粉末と牛乳や水などを入れる順番を工夫するなどの方法がありますが、手間がかかるというデメリットがありました。

東洋新薬では、大麦若葉末などの天産物を長年粉末青汁製品として造粒してきた製剤技術の知見を用いて、この「溶けにくい」課題を解消することに取り組んできました。
その結果、独自に開発した「イージーパウダーTM」によって、「シェーカー」を使わずに溶ける粉末プロテインの商品開発が可能となりました。

粉末プロテイン溶けやすさ比較 【画像】粉末プロテインの溶けやすさ比較(左:従来品※当社比較、右:イージーパウダーTM)

■本発明の概要
【特許番号】特許第7549926号
【発明の名称】造粒物及び造粒物の製造方法
※詳細は、独立行政法人 工業所有権情報・研修館の特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」にて特許番号を検索ください。
URL:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/(外部サイトへ移動します。)

■プロテインODM/OEMについて
東洋新薬は、粉末青汁製品で培った顆粒製品の味づくりのノウハウ、安定した品質での製造を可能にする製造・品質管理体制、そして高い商品開発力を活かして、粉末プロテイン製品に関するお客様のさまざまなニーズにお応えしてきました。また、2022年からは、東京支店(東京都渋谷区)に立ち上げた「クイックラボ渋谷」において、佐賀県にある本部と同等の試作開発体制を整え、開発のスピードアップと、お客様と共に商品開発できる体制を構築しております。

■知的財産戦略について
当社は、創業時より知的財産を重要な資産と位置付けて、戦略的に経営に活かしております。健康食品・化粧品のODEM(ODM&OEM)メーカーとして、お客様ブランドを守り、差別化されたものにするため、また、研究成果や開発した技術を守るため、これまで特許取得件数約450件、商標取得件数約1,000件(いずれも2024年9月時点)の実績があります。2015年には、経済産業省・特許庁が主催する「知財功労賞」において、商標活用優良企業として「知的財産権制度活用優良企業等表彰」の特許庁長官表彰を受賞しております。

東洋新薬は、今後も素材の新たな可能性を見出し、健康食品・化粧品のODEM(ODM&OEM)メーカーとして、付加価値の高い商品を提供し、一人でも多くの方の「健康」と「美」に貢献してまいります。


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