2024年10月31日

品質保証体制を一層強化 「ステルス印字機」全ライン導入によりトレーサビリティ大幅向上―「近赤外線分析法」増強、「原子吸光光度計」も新たに導入し異物混入リスクを軽減―

株式会社東洋新薬(本社:福岡県福岡市、本部:佐賀県鳥栖市、代表取締役社長:服部利光)は、品質保証体制を一層強化するために「ステルス印字機」を全健康食品製造ラインに導入いたしました。また「近赤外線分析法」の増強および「原子吸光光度計」の導入により、異物混入時の対応も迅速化いたしました。

当社は、健康食品・化粧品の受託製造企業として、「いかなる時も、いかなるものよりも、消費者の安全を最優先する」という企業理念のもと、原材料の選定・調達から商品の設計開発・製造・出荷に至るまで、厳しい品質基準を設けています。このたび、品質保証体制のさらなる強化を図るため、新たに設備を導入いたしました。

まず、製品の安全性と信頼性を高めるため、鳥栖工場、インテリジェンスパーク第一工場の健康食品の全製造ラインに「ステルス印字機」を導入しました。この設備により、製品のトレーサビリティが大幅に向上します。ステルス印字機は、見えないインクで情報を印字するため、消費者には目立たず、しかしながら製造過程や流通過程で必要な情報(分単位の製造時刻や製造順番等)を迅速に読み取ることが可能です。これにより万が一、品質問題が発生した際にも、迅速かつ正確に対応することができます。

さらに「近赤外線分析法(NIR)」を増強し、「原子吸光光度計」を新たに導入しました。これらの分析機器により、原材料の検査精度の向上、異物混入リスクの一層の低減を目指します。特に「原子吸光光度計」は、微量の金属汚染を検出する能力に優れており、金属汚染に対する製品の安全性をより高めることが可能です。

■ 設備概要
①トレーサビリティ向上
【機器名】ステルス印字機
【仕組概要】通常は見えない透明の「ステルスインク」で製品に情報を印字します。紫外線照射時のみ印字内容の目視確認が可能となります。
【導入時期】2024年10月 健康食品製造の全ラインに導入
【メリット】通常はロット単位での追跡となりますが、ステルス印字によって、分単位および製造順番などより細かいトレースができ、品質問題発生時の迅速対応が可能となります。また模造品被害の対策としても有効です。

②異物混入リスクの軽減
【機器名】近赤外線分析法(NIR)ガンタイプ
【仕組概要】ピーク波形がライブラリーに保存されている波形と合致しているか確認をします。合致の場合は同一原料と判断します。合致せず、ピークの位置や波形が大きく異なる場合は、中身が別物であることまたは異物混入していることが分かります。
【増強時期】2024年10月
【メリット】製造前の段階で、製造に使用する原材料の同一性を非接触で確認することができます。

【機器名】原子吸光光度計
【仕組概要】サンプルの吸収スペクトルを測定することで、サンプル中のヒ素や鉛などの有害な金属等を測定します。
【導入時期】2024年10月
【メリット】原材料や製品中に有害な金属等が入っていないことを確認できます。従来より、短期間での分析が可能となります。


東洋新薬は今後も健康食品・化粧品のODEM(ODM&OEM)メーカーとして、品質保証体制を強化し、消費者の方々に安心してご使用いただける製品を提供し、世界の人々の「健康」と「美」に貢献してまいります。

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