品質保証
創業時より「消費者の安全を最優先」
品質は消費者の健康と安全に直接関わるものであり、厳格な品質管理は不可欠です。当社は「いかなる時も、いかなるものよりも、消費者の安全を最優先する」という企業理念のもと、製造、品質管理を行っています。
1.全社品質保証体制
原材料の選定・調達から商品の設計開発・製造・出荷に至るまで、厳しい品質管理基準を設けて取り組んでいます。
設計開発
処方設計・包装設計・表示設計などの各開発ステップにおいて種々のテスト、チェックを行うことで、安全性、安定性、適法性に問題のない商品設計を実現しています。
原材料管理
当社独自の品質・安全基準で評価した信頼のおけるサプライヤーを選定するとともに、原料ごとの安全性、適法性を確認することで、原材料の安心・安全を確保しています。
<取り組みの例>
■製造に使用する原料の同一性試験
近赤外線分析法(NIR)ガンタイプを用いて、ピーク波形がライブラリーに保存されている波形と合致しているか非接触にて確認をしています。合致する場合は同一原料と判断します。合致せず、ピークの位置や波形が大きく異なる場合は、中身が別物もしくは異物混入していると判断できます。
■資材誤使用防止
ハンディカメラにより照合し、資材の誤使用を防止しています。
製造(製剤、充填・包装)
製造ロットごとに使用した全ての原材料の品質情報や製品の検査記録、合否判定記録などを管理しています。万が一、商品不良などのお申し出があった場合でも、速やかに品質履歴を確認し問題範囲を特定します。
<取り組みの例>
■トレーサビリティ向上、模造品対策
製品のロット番号(ロット印字・ステルス印字)により、原材料から製造条件を追跡できるシステムを構築しています。また当社は、紫外線照射時のみ印字内容が目視確認できる「ステルス印字機」を健康食品の全製造ラインに導入しています。ステルス印字により、分単位および製造順番などより細かいトレースが可能となります。またステルス印字は模造品被害対策としても有効です。
■AI化
多くの監視・検知カメラやAI装置を駆使し検査を自動化しています。
2.国際レベルの水準をクリア
高品質で安心・安全な商品のご提供を第一に考え、総合受託メーカーとして初めてNSF GMP(ダイエタリーサプリメントの製造、包装、表示及び保管において適切な管理を行うための米国標準規格)登録施設となり、あえて厳格な品質管理基準を自らに課してきました。また、健康補助食品GMP適合認定、FSSC22000の認証を取得し、化粧品分野でもISO22716(化粧品GMP)認証を取得しており、より安全確実な運用を行っています。
NSF GMP登録
健康補助食品GMP適合認定
ISO 22716
FSSC22000
3.一貫した製造体制
厳しく定められた衛生基準
厳しい基準に準じた設備に加え、ソフト面の基準も厳重に定められています。これらを管理する従業員への教育も徹底して行われています。
埋め込み型の操作パネル
モニターや操作パネル類は壁面にはめ込まれ、カバーが付いています。余分な部分が壁面から張り出しておらず、塵の堆積等による衛生面の不安をなくします。
SUS仕様のサニタリー配管
衛生的なオールステンレス仕様なので、サビ等による汚染が生じにくくなっています。しかも洗浄しやすさを考慮して完全に分解が可能な構造になっており、内部まで完全洗浄できます。
床材にも配慮
製造室の床材にも配慮し、コーティング加工の施された床材を採用。衛生的な環境維持に役立っています。
エアシャワー
製造室への入室の際には、洗浄や殺菌の処置はもちろんのこと、エアシャワーにて作業服等に付着した塵を強力な風圧によって残さず吹き飛ばします。
作業室の気圧管理
清浄な空気が製造室に流れ込み、空気の流れが一方向になるように管理されています。人や物の出入りの際、汚染された空気が清浄度の高い製造室に決して流れ込まないような構造になっています。
4.最新の機器での分析
最新の機器を揃え、万が一の際にも迅速かつ確実な分析体制を整えています。
迅速微生物同定装置
微生物の種類を特定して人体に影響のある菌種かどうか確認します。万が一、菌汚染が発生した場合、迅速かつ確実な原因究明が可能です。
微生物迅速培養装置
リアルタイムでコロニー(菌)数がカウントでます。万が一、菌汚染が発生した場合、人による目視検査に比べ、迅速かつ確実な検出が可能です。
FT-IR(異物同定装置)
赤外線を照射し物質名、組成比率を判定します。万が一、製品に異物が混入した場合、異物の成分分析が可能です。
原子吸光光度計(有害金属測定)
ヒ素や鉛などの有害な金属を測定する装置です。原料や製品に有害金属が含まれていないか確認が可能です。
LC/MS(有効成分定量)
有効成分を定量、確認する装置です。製品の有効性を担保し、有効成分の過多、過剰摂取を防ぐことが可能です。